演劇集団BLUE MOON「海からの手紙」

 

演劇集団BLUE MOON(演劇ユニットわるだくみ改め)

「海からの手紙」

 

作・演出 廣田謙一

 

松本の老舗劇団「劇団天邪鬼」と幻想劇場◎経帷子」のコラボ企画で始まったユニットが、この度劇団

となりました。母体劇団の活動に加え、新たに旗揚げいたします。今回の演目は25年前上演された同名

戯曲を、震災後の設定で全面改訂。ほぼ新作として再演します。

可笑しくて切なく幻想的な小劇場演劇です。

 

【story】震災の津波で母を亡くし、漁師の父と二人暮らしの少年。ある日漁に出た父親が突如海に身を

投げる。残された少年は父親に向けた手紙を日々海に流し、母から受け継いだマッチ占いで細々と暮ら

していた。

その港町では、復興の象徴としての人魚像が建立されることになり、除幕式に合わせて市民演劇を上演

することになる。元地元地下アイドル、その追っかけ、落ちぶれた元女優など様々な地元民が集まり、

ドタバタしながらも復興芝居は仕上がっていく。

炎の中に過去を未来が見える少年のマッチ占い。彼は炎の中に何を見るのか。震災後8年。

海からの手紙は少年に届くのだろうか?

【CAST】ひさよ、神田健太、ひらのみゆき、太田理恵子、広田謙一、いつみ(客演)

 

【日時】2019年5月25日(土)14:00~、20:00~ 26日(日)14:00~

※開場は開演の30分前

※全席自由、各回40席限定

※日時の指定の無い場合、また開演時間を過ぎた場合には、お席のご用意ができないことがございます。

 

【会場】信濃ギャラリー2階特設劇場

 

【ticket】前売:¥1000 当日:¥1500

※小学生以下、前売、当日とも¥500

※プレイガイド/上土劇場・御菓子司花柳(松本市深志3)・白ユリ美容院(広丘駅西口前)ほか

【感想】

役者の汗が飛ぶほどの近い客席、狭い空間を目いっぱい駆け回る役者陣。

ああ、昭和の香り漂う、あの頃のテント芝居の思い出。

役者陣も往年の勢いそのままに、寄る年波にも関わらず(?)突っ走る!

前作の思い出はほとんど残っていないが、この作品には、作者の想いが詰まっていると感じた。

さらに新しい今回の作品には、廣田謙一氏によって東日本大震災の背景が加わって重厚さが増していた。

 

津波に飲み込まれた母を思い、海に身を投げた父を嘆き少年の想いはあの8年前とクロスオーバーしていく。

最後に明かされる母の帰還は、父が届けた海からの手紙なのだろうか?

天邪鬼の女優陣と数年ぶりに小劇場界に復帰した逸見氏の熱い熱い演技に引き込まれる。

また、心境著しいひさよと神田健太は新境地を見せた。

また目が離せないチームが生まれたと言えようか。

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