第10回プレゼンスピーチ勉強会(1)『アイコンタクト』

 

先日、月一恒例のプレゼンスピーチ勉強会を開催いたしました。

この会は、人前でしゃべるということに慣れるのが目的の気軽なプレゼンサークルです。

 

目は口ほどにモノをいう

 

例によって前半は表現のワークショップをやりました。

演劇用のワークを一般向けにしたもので、今回のテーマは『アイコンタクト』。

これが非常に面白いです。

 

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まず最初は、芸能事務所と所属タレントという設定で、四角く椅子を並べ、その周りに芸能事務所社長役の人が立ちます。その数16人。

タレント役は3人。

最初にタレントは好きな社長の前に座ります。

その事務所の所属タレントということです。

タレントの所属していない社長たちは、わずか3人のタレントを巡って、引き抜き合戦をするのですが

その方法はというと…、ただ目配せするだけ。

タレントは他の社長と目が合って、意思疎通ができるとその社長のもとに移動します。

社長がどんなに一生懸命、視線を送っても、タレントと目が合わなければ成立しません。

タレントは、たくさんいる社長を見渡し、自分を欲しがっている社長を探しますが、自分以外にもタレントは2人いるため、社長たちも自分をずっと見てくれているとは限らない。

上手く目が合えば、そのタレントは席を立ち移籍しようとしますが、その後ろに立っている所属事務所の社長は、引き抜かれないように、タレントが自分のもとを離れる前に肩を触ります。

肩を触れられたタレントは移籍できずに、席に戻らなければなりません。

詳細は、実際に体験してみないと伝わりにくいですが、周りをよく観察し、誰と誰がどういったアイコンタクトをしているかを見定めることが大事なんですね。

 

次にチャレンジしたのは、暗殺者と探偵。

一人だけ暗殺者を設定し、全員で自由に歩き回ります。

暗殺者は、誰かをウィンクして「暗殺」します。

ウィンクされた人は死んでしまうのですが、すぐに死んではいけません。

暗殺者と目が合いウィンクされたら、その5秒後に苦しむ演技をして倒れこみます。

周りの人間は誰が暗殺者なのか分からず、疑心暗鬼に…。

 

これも実際に体験してみないと面白さは伝わらないでしょう。

 

目の動きだけで人を動かしたり、察したりするのが今回のワークの目的。

演劇用といいましたが、プレゼンとは結局、表現力に尽きます。

どんなに素晴らしいスライドや言葉があっても、最終的に人に訴えるのはスピーカーの表現。

そのためには目の動きでどれだけ相手に伝えられるか。そして聴衆の心の動きを感じ取れるか…。

ということが重要なんでしょうね。

 

メインのプレゼンタイムの様子はまた次回。

 

(つづく)

 

 

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